chanmasu

史上最高のカンパイ!〜戦地にビールを届けた男〜のchanmasuのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ファレリー兄弟の片割れピーター・ファレリーフ監督作。ベトナム戦争で出征中の幼なじみにビールを届けに行く本当にどうかしてる主人公。オクラホマに憧れるベトナムの青年との交流、戦地の混沌さを目にして次第に戦争の意義を疑問を持ち始める...。
自分も今何もしてない(就活中)なので少し主人公と被るところがある。そんな負い目も感じて主人公はビールを届けにいくという突飛な行動に出る。途中サイゴンに立ち寄るんだけどここであっ...てなる。今は平和だけど確かここ陥落したよね?と。チャッキーが民間人なのにCIAとか嘘つくのヒヤヒヤする。本人もどこか観光気分が抜けない。そんな無邪気さが序盤キツいんだけど、同じヘリでベトナム人が尋問されてて言わなきゃ落とすぞ!って脅されて答えたのにポイって落とされた所を目撃してこれヤバいなってなる。マヌケなんだけどジープで送るよって言われて嘘ついて逃げるとことか変に肝っ玉が座ってるんですよね。ラッセル・クロウの記者役良かった。貫禄すごい。そしてザック・エフロンはハイスクール・ミュージカルの頃のキラキラさはかけらも無いけど、こういううだつの上がらない役は似合ってる笑。顔立ちの幼い感じ。帰ってくると反戦デモしてる妹と会ってビール渡すとこ良かった。グロ過ぎ無いとことか無難なウェルメイド感が少しノーランぽい。割と画は好み。貨物機の中のカット(アメリカン・スナイパーで似たようなカットあったような)とか割といい。後日談でなんか行政の役職就いてたことが判明。あの体験が考えるきっかけを彼に作った。この映画ももしかしたら誰かのきっかけになるかも?
良かったです。人殺しって虚しいですよ。
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