ちゃくろねこ

ウーマン・キング 無敵の女戦士たちのちゃくろねこのレビュー・感想・評価

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アクションシーンがかなり迫力ありました。女性メインの殺陣でこの重量感はシビレます。
19世紀前半の西アフリカ情勢に加えて、女性部隊の訓練の様子や、新人兵士の成長、ベテラン兵士の苦難などもしっかり描かれ、全体のビジュアルも凝っていて音楽もよく、見応えある映画でした。

アフリカにおける奴隷貿易って、アフリカ勢力自らが大きく関与してたし、王国同士の対立やヨーロッパ勢との戦争も絶えなかったんですね…。
そんな情勢の中での、強くて忠実な女性戦闘部隊ですが、この部隊に入らざるを得なかった背景や理由を知ると、異端の女たちの受け皿であると同時に、命まで捧げさせる搾取の場でもあるよなと、かなり複雑でした。(実際の女性部隊設立の理由は、戦争で男性人口が減ったから、だそうですが)

あと実際の女性部隊最後の生き残りが「ナウィ」さんというそうで(ウィキペディアより)、トリビュート捧げたのかな…
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