ちゃくろねこ

こわれゆく女のちゃくろねこのレビュー・感想・評価

こわれゆく女(1974年製作の映画)
-
本人の理想と周りからの期待に近づかねばと頑張るあまり、精神崩壊していく女性。痛々しくて見てられない…
70年代に、セレブでも特殊な境遇でもない、一般庶民中年女性の"心"を題材にした映画が作られていたなんて!

今となってはこの映画、ウーマンリブ運動の影響やアメリカンニューシネマの代表作として語られると思うけど、公開当時は観客にどんな受け止め方をされたんだろう。
今の方が逆に、やっぱり女性はヒステリック…みたいな一面的な捉え方をされてしまいそう。夫も相当エゴイスティックだし、"愛"の一点突破でなんとかしようってのも脆すぎるよなぁ。

ジョン・カサヴェテスとジーナ・ローランズの映画、もっといろいろ見ていきたいし、刑事コロンボ以外のピーター・フォークも新鮮でした。
ちゃくろねこ

ちゃくろねこ