ねじ伏せられて
とんでもない時間を
悔しさと悲しみと自己嫌悪に
苛まれて過ごす事の苦しみを
誰かに聞いて欲しいと
思いを飲み込んだまま生き続けるのは
本当に途方もない絶望です。
でも、誰かがこの苦しみから
少しでも解放されたのかと思うと
精神のキズは時間だけが癒すものでは
無いのだと思いました。
本人たちでは到底行動に移す事が
できなかったであろう事を
世に知らしめてくれた人々が
いた事は素晴らしい事だけれど、
やはりこれを本人達が声を上げるのに
20年以上かかったという事は
事実だと思う。
女優さんの名前はちょこちょこ出るものの
メインはその会社での被害というところも
リアリティがあって納得できた。
女優さん達が、あれで全員かどうかはわからないけれど。
結局女性記者である2人を
ダシにしている部分も
あるように見えたし、
女性記者2人だったから出来た
という部分も大きい。
映画としては淡々として地味だけど
今後を女性としてどう生きるか
とても考えさせられました。