【多くの人に送る讃歌】
そんな重い話しじゃないけど、人生の目標や夢と、取り敢えずやってみなければ分からないじゃないかとか、その実現の為に何が必要なのか、タイム・ループを通して、面白おかしく表現した作品だ。
相当低予算だと思うけれども、かなり好感度の高い作品だった。
(以下ネタバレ)
あまり色々書くと、ネタバレが過ぎると思うので……一部、細かい演出で好きだったのは、吉川さんの洋服の変化だ。
タイム・ループを繰り返しつつも、前にも向かって進歩している感じが良く出ていると思う。
確かに、プレゼン含めて仕事の能力が上がっていくのにも進歩感はあるけれども、僕は、吉川さんの洋服の変遷が楽しかった。
エンドロール後の場面も、結局は自分じゃんみたいなオチ(?)もとてもナイスな気がする。
僕たちの社会なんて、そんな微妙なバランスの中で成り立ってるのだ。
「また失敗したのか!?」
「もう一回、人生やり直してみるか?」
いや、やり直さないで、そこからも、きっと前にも進めるのだから、人生は素晴らしいのだ。