ワンコさんの映画レビュー・感想・評価

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ゴッドファーザーPART III(1990年製作の映画)

5.0

【亡霊とアイデンティティ】

改めて、この「ゴッドファーザー Part III」を観て、当時より面白いし、より複雑な作品だったんだなと感じた。

この作品は、前の二つと比べて、公開当時の評価はいまいち
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ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

5.0

【孤独・対比】

最近は、映画の上映時間の長さに不平を言う人が増えたように思うが、濱口さんの「ハッピーアワー」には抜かれたけれども、それまでの僕にとっての長尺ナンバーワンは、この「ゴッドファーザーPa
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

5.0

【物語】

民族の名称を冠した”〇〇マフィア”という言い方をよく聞く。

例えば、ロシアン・マフィアとかジューイッシュ(ユダヤ人)・マフィアなどだが、”マフィア”とは、そもそもシシリア島出身者の非合法
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スパークス・ブラザーズ(2021年製作の映画)

4.5

【No.1 In Heaven】

「アネット」のレビューに、レオス・カラックスはやっぱりすごいなんて書いたけど、「アネット」がスパークスの構想だなんて知らなかった。

改めて、”スパークスはすごい!
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とんび(2022年製作の映画)

4.2

【とどのつまりは、親も勉強】

とんびの子はとんびだ。

僕の友人の息子が、この春から高校生になった。

ただ、僕の友人は、ちょっと浮かない感じだ。

まあ、息子が大人になって、父親である自分をかまっ
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ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード(2021年製作の映画)

4.0

【嗚呼、ギリシャ】

前回がベラルーシで、今回が、財政ひっ迫のギリシャ!って、順番が逆でしょ!?って言いたくなる(笑)

昔、ロンドンで勉強していた時に、ギリシャ人の富豪の息子がいて、自分の家はタンカ
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ヒットマンズ・ボディガード(2017年製作の映画)

4.0

【悪い奴を殺るのと、護衛するのはどっちが悪い?】

4月12日、ガガーリンが地球を一周する有人宇宙飛行の初成功を称える記念日に、プーチンは、ヨーロッパ最後の独裁者と言われるベラルーシのルカシェンコ大統
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親愛なる同志たちへ(2020年製作の映画)

4.5

【リベラリズム】

僕は、この国を訪れたことがあるし、仕事を通じて知り合ったこの国出身の知人もいる。

この事件は、ずいぶん前のことだが、どうしても、ロシアによるウクライナ侵攻を想起してしまう人が多い
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

5.0

【ダンブルドアの意味するもの】

この「ダンブルドアの秘密」を観て、ヨーロッパは、社会として、アドルフ・ヒトラーや、ナチズム、国家主義へのトラウマを今でも抱えているのだなと改めて感じた。

ヒトラーも
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

4.7

【今を思わせる不穏な展開】

4月6日、J.K.ローリングが、今回のロシアによるウクライナへの侵攻を受け、ロシアでの電子書籍の配信を中止したことが報じられた。

この「ファンタスティック・ビーストと黒
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

4.7

【魔法界でも生物の多様性は大切】

ニュートは、魔法界のWWF(世界自然保護基金)だななんて思って観ていた頃からずいぶん年月が経った。

WWFとは、パンダのマークの国際NGO(非政府組織)だ。
人間
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今はちょっと、ついてないだけ(2022年製作の映画)

3.5

【バブル】

たぶん、バブルに翻弄された人はものすごく沢山いて、色んな話しを聞くので、そこにフォーカスしたら、正直、この映画の感想はなかなか難しい。
リアルすぎる話はいっぱいあるのだ。

無駄遣い出来
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アネット(2021年製作の映画)

5.0

【”もちろん!”】

レオス・カラックス作品なんていうと、”これぞ!レオス・カラックス!”とか、”レオス・カラックスを観よ!”みたいな人が、またゾロ出てきそうで気が引けるというか、面倒臭そうというか…
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英雄の証明(2021年製作の映画)

4.5

【落とし物が返ってくる】

落とし物の財布なんて言うと、僕が、いの一番に思い浮かべる物語は、落語の「芝浜」なのだけれども、この「英雄の証明」は、なんとも言えない後味の悪さだ。

面白くないということで
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ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷(2020年製作の映画)

2.0

【ごめんなさい】

イラッとするホラーでした。
観るタイミングとか体調のせいなんだろうか。
ごめんなさい。
参考になりません。

やがて海へと届く(2022年製作の映画)

3.8

【前進すること】

「東京の大学に行って、外国語を勉強して、いつか外国に行ってみたい」

そうするべきだ。

周りの大人も絶対後押ししてほしい。


突然、大切な人がいなくなったら耐え難いのは、どんな
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

5.0

【(女性の)自我と、多様性と】

カンヌで賛否両論が激しかったという事前情報があったので、あらすじではなく、デュクルノー監督(脚本も)のインタビューなんかをちらほら予習しながら出かけた。

ただ、よく
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モービウス(2022年製作の映画)

4.3

【ピーター・パァーカァァァァー】

とにかく「ピーター・パーカー!「アンチャーテッド」に出てる場合じゃないよ!」と言いたくなる😁

この作品は、これから始まる物語の序章だ。

そもそも、次回作への伏線
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映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ(2022年製作の映画)

4.2

【タクシーの話し】

ずいぶん前になるが、ひと月足らずの間に、3回、同じ運転手のタクシーに乗ったことがある。

最初は、お客さんとの打ち合わせの後、ホテルのタクシー乗り場で乗車した時だった。

この時
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ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

4.5

【この作品が伝えたいこと】

この作品が伝えたいことは、この主人公の為人(ひととなり)や、イジメ、疎外感、家族との距離、母親の接し方、社会の接し方、父親の悲しみ、そして、ヘレンとの関係・悲劇を、場合に
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

4.3

【サスペンス・スリラーの古典】

コロナ禍のせいで、アメリカでは興行収入は期待外れな結果だったみたいだけれど、映画界では結構、高評価の作品。

時代は、ちょうど第二次世界大戦の頃。まだ、世界恐慌の影響
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オートクチュール(2021年製作の映画)

4.1

【高級仕立服の裏側】

オートクチュールは、言わずと知れた高級仕立服や、それを提供するブランドのことだが、前に、スーツが一着、”ン”百万円と聞いたことがある。

たぶん、これを支払える人は世界には沢山
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.8

【ファム・ファタール】

フジテレビの深夜の放送。

前に観た時も、今回も一番印象に残ったのは、ストッキングを履くシーンだ。

この作品は、世界で初めて性転換手術を受けた実在のアイナー・ヴェイナー(後
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アンビュランス(2022年製作の映画)

4.0

【トランスフォーマーな感じのカーチェイス】

登場人物の背景は簡単に説明されるだけで、あとは、ずぅーーーーっとカーチェイス(+手術ブラッド)な感じだった😁

まあ、ストーリーは二の次ということで…😁
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アダム&アダム(2022年製作の映画)

4.4

【なんかシンプルで良い!オマージュも】

タイムトラベルを、最新の科学的根拠などを横に置いておいて、単純化してみせたアクション作品。

劇場公開すればいいのにと考えたりもしました。

科学の進歩を悪用
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アンネ・フランクと旅する日記(2021年製作の映画)

4.0

【繰り返す歴史】

戦争や迫害の犠牲者を慰霊する場所で、胸が苦しくなったり、ひどい息苦しさや頭痛がするところがいくつかある。

ひめゆりの塔や、広島の原爆ドーム、長崎原爆遺跡、東京都慰霊堂などがそう
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DEATH DAYS(2021年製作の映画)

3.7

【「明日死ぬが如く生き」】

ガンジーが、「明日死ぬが如く生き、永遠に生きるが如く学べ」と言っていたのを思い出した。

ただ、学ぶのを止めないとしても、自分が、寿命や余命に向き合うなんて、やっぱり、相
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永遠の831(2022年製作の映画)

2.5

【アイディア優先】

好感持てなかった。ごめんなさい。

テロリストの芹が、憤りの理由をつらつらと述べる場面があるが、NHKの多様性特集で放送された「グッド・ウィル・ハンティング」で、ウィルが社会に対
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ベルファスト(2021年製作の映画)

5.0

【振り返ること、未来を考えること】

このケネス・ブラナーの幼い頃の体験をベースにした映画作品は、アカデミー賞最優秀作品賞の候補だ。

今年のアカデミー賞は、「ドライブ・マイ・カー」も作品賞にノミネー
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猫は逃げた(2021年製作の映画)

5.0

【アガペー!?/よく考えられたキャスティング】

映画を観て、心のどこかにしまい込まれていた記憶が鮮明に蘇ることがある。
この映画はそうだった。

高校生の頃、あまり可愛いとは思えない彼女と付き合って
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たまらん坂(2019年製作の映画)

4.2

【記憶】

土地の名前に隠された記憶と、人の心の奥底に閉じ込められた記憶を絡め、対比させながら綴られた物語だ。

中学生の時に、住んでいた田舎の街や地域の何かをモチーフに作文を書くという課題が出された
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林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

4.2

【シンプルめなメッセージ】

この作品は、とてもシンプルなのだけれども、ハッとさせられる示唆を含み、もしかしたら、本として読んでも想像力が働いて面白いのかもしれないなんて考えた。

まず、オリジナル・
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

5.0

【「君は何も悪くない」】

NHK深夜の多様性特集の放送。

この作品は、幼馴染のマット・デイモンとベン・アフレックが非凡な才能を見せつけたことがよく知られているのだが、彼らの才能を見出し、一気に映画
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

5.0

【アメリカ/続く物語】

「フォレスト・ガンプ」には、きっと続きがある。
そんな気になる。

それは、この作品が、アメリカの近現代史やアメリカ人を見つめた作品だと思うからだ。

この作品が作られた後に
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ドリーム(2016年製作の映画)

4.5

【科学という合理性】

「ねえ、ママ、ロシア人が攻めてくるの?」
キャサリンの娘の質問だ。

NHKの多様性特集の地上波放送だった。

久々に鑑賞したのだけれども、ロシア・ウクライナ🇺🇦戦争のなか、こ
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ヴィム・ヴェンダースプロデュース/ブルーノート・ストーリー(2018年製作の映画)

4.3

【What A Wonderful World!/希望を捨てない】

It must schwing.
そっか、シュウイングか!😁

どんな差別や困難にあっても、それだけにフォーカスせず、出来るだけユ
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