第二の『カメラを止めるな!』とも言われている単館からの拡大公開のタイムリープものです。
こういう小さい話を大きく広げるのは、面白いです。
月曜日から日曜日が繰り返されるなんて社会人からしたら、地獄でしかないわけです。
一方で、失敗をもみ消したり、成功に繋げる事も出来るのですが、同じ仕事をもう一度…悪夢です。
悪夢が現実となるので、なかなかしんどい映画でもありますが、タイムリープ解除の鍵となる部長へのプレゼンシーンは、最高です。
ただ、これは本作に限らずですが、日本のお仕事系の映画で陥りがちな展開も目につきます。
『ハケンアニメ』もブラックなアニメ制作会社でのやる気とモチベーションでなんとか乗り切る話ですが、本作も似ています。
やる気とモチベーションでもどうにもならないことがある、というのはないのでしょうか?
根性論が未だに生き残っている日本らしいところかもしれませんが、「一歩踏み出す」テーマにあまりそぐわないような気も…。
あえて『恋はデジャブ』ではなく、『プラダを着た悪魔』とか『マイインターン』とお仕事というテーマで比較すると面白いかと。
お仕事系の映画はお国柄が出ますね。
