頭を空っぽにして楽しめるコメディ。
絶妙な塩梅での感動的な要素もありつつ、全体のテンポはとても軽快で、演出も小気味よく退屈せずに観られた。
ループする度に一週間の記憶が夢として処理されるため、その夢に気付く事が前進への第一段階。
既に何十回とループが繰り返されていることが明かされており、まさに終わりの見えない日々。
だが、原因については憶測の域を出ないため、ある日突然元に戻る恐れもあり、無意味と思いつつも主人公たちは会社員としての業務は繰り返し続け、その上で時間を捻出し問題解決の策を探り続ける。
冷静に捉えればかなりキツい状況だが、コメディらしく明るく演出されているため、陰鬱さはあまり感じられず気軽に楽しめる映画だ。