田辺・弁慶映画祭 は和歌山県田辺市で毎年開催される新人監督作の映画祭で、
その受賞作を上映するのが 田辺・弁慶映画祭セレクション 。
テアトル新宿 にて今年は8/4~ 8/24まで開催。
まずはグランプリの 『はこぶね 』が上映中。
続いて各賞受賞作も上映。
好きなんですよね、田辺・弁慶映画祭セレクション。
毎年楽しみ。
新人監督作ならではの原初的な情熱が強く感じられるし
ある種の歪さもすごく魅力的。
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監督の堀内友貴さんはセビロデクンフーズという劇団で脚本も書かれてる方なんですね。
かなり作劇には長けていますね。
キャラクターも面白いし、
絡みの濃い薄いもいいし
セリフもうまいし面白い。
特にラストのぶっとんだ設定?もやはり演劇的なエクストリームを感じました。
あと、
いちいち恋愛に収束していかない感じも近年の潮流を理解されているんだろうし
おそらくご自分としてもそんな予定調和が嫌なんだろうな。
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全体的には
『いい感じに電気が消える家』『運命じゃない人』『滝を見にいく』『アメリカンスリープオーバー』感があった。
好きなコメディ感なので今後が楽しみ!
(アメスリはコメディではないけど)
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演技面では
特に主演?の花純あやのさんが素晴らしかったですよ。
五十嵐諒さんは演技してるのかな?ってくらいに自然でしたが
上映後のトークショーで出てきたご本人が全然雰囲気違っていたのでびっくりしました。
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監督も沖田修一監督がお好きだそうで
僕も大好きなので嬉しい。
沖田監督曰く「コメディはイバラの道」らしいですが
ぜひとも本当に面白い日本コメディ映画を担っていってほしい!!