フクイヒロシさんの映画レビュー・感想・評価

フクイヒロシ

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サマータイムマシン・ブルース(2005年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

「ドロステのはてで僕ら」以来、ヨーロッパ企画のファンで。
YouTubeも観たりして。
『全っっっっっ然知らない街を歩いてみたものの』も観たし。

『Every Day』の永野さんも素晴らしかったし。
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ドリームガールズ(2006年製作の映画)

4.0

すっごい今更のこと書きますけど
めっちゃ面白いじゃないですか、ドリームガールズ!!

先日観た『メイキング・オブ・モータウン』の流れでやっと初めて観ました。

全体的にはエンタメミュージカル映画なんで
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幸せへのまわり道(2019年製作の映画)

3.0

ホラー映画?
白人おじいちゃんがずっとやりたい放題。
死ぬ前の夢かと思いましたよ。


この映画の制作者が伝えたい善なるメッセージがきっとあるんだと思うし
それをキャッチできた観客の皆様におかれまして
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市民ケーン(1941年製作の映画)

4.0

ドラキュラかフランケンシュタインのようなおどろおどろしい導入。

結構映像主義の映画なのね。

「バラの蕾」とつぶやいて死ぬ男。

ガリガリ博士チックな背景。


**

ピラミッド以来の豪華建築(1
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メイキング・オブ・モータウン(2019年製作の映画)

4.0


最初はまだモータウンはなかったから他のレコード会社からリリースした。
割と売れたし他にもヒットはあった。
だが手にした印税はたったの3ドル19セント。
当時の支払いは気分次第。
とくに黒人にはね。
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フリークス(怪物團/神の子ら)(1932年製作の映画)

4.5

面白かった。

まず映画の作りとして至極真っ当。

冒頭でこの映画のテーマを語る。


「人は彼らを嘲笑い震え上がる。
だがこれはあなた方にも起こり得たことです。
彼らも望んでこうして生まれてきたわけ
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.0

アカデミー賞作品賞受賞作復習。

2014年の作品。
日本公開は2015年。そんなに前なんですね。

確かにエマ・ストーンもブレイク前だし
擬似全編ワンカットも今となれば「はいはい、見たことあるわ」感
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.5

アカデミー賞取る気マンマンの作風。

『ムーンライト』っぽくて
『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』っぽくて
『スリービルボード』っぽくて。

そりゃ良かったし、そういや感動もしたし、

デヴィッド
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ザ・バッド・ガイズ(2019年製作の映画)

4.0

王道マ・ドンソク。

ハリウッドデビュー前にマ・ドンソクの王道キャラをババーンと叩きつけておこうという映画ですよ。


****



2014年の韓国のテレビドラマ『バッドガイズ-悪い奴ら-』の劇場
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怪談(1965年製作の映画)

3.5

第38回アカデミー賞 外国語映画賞ノミネートとのこと。
4本の短編からなるオムニバス。


ギリシャ生まれのラフカディオ・ハーン(ペンネームは小泉八雲)が妻の節子から聞いた伝説、幽霊話を17篇独自の解
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.5

原作は佐木隆三の『身分帳』。

実在の人物である田村明義と佐木隆三がかなり親密であたたかい関係を築きながら、彼の人生を取材し小説としてまとめたもの。


**


『すばらしき世界』四コマ映画→ ht
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.5

公開当時(2018)よりも2021年の現在の方が
この映画のメッセージは深く広く届くのでは。


『シェイプ・オブ・ウォーター』 四コマ映画→ http://4koma-eiga.jp/fourcel
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

5.0

2回目はオーディオコメンタリーを聴きながら。

オーディオコメンタリーめっっっっちゃおもしろかった。。。

笑い堪えるの必死ですよ。。勘弁して。

ベランダでアイス食べる傑作シーン。
あんなにも良いシ
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あの頃。(2021年製作の映画)

3.5

原作を読んだので再アップいたします。

原作『あの頃。 男子かしまし物語』読みました。

読んじゃいました。。。


****


人として割とクソな言動を行なう男子グループのわちゃわちゃ感を映画とし
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

5.0


星1億5つです!

この映画について冷静に落ち着いて何かを語る、ということができない状態に陥りました。。



****


『花束みたいな恋をした』四コマ映画
→ http://4koma-eig
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

4.5

■はな恋とクーリンチェ


何年も前に一回挑戦したんですけど、その時はリマスター版じゃなくて、登場人物の顔もよく見えないし、そもそも名前も本名とあだ名(小四/張震)が普通に出てくるし、個人名なのか地名
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下女(1960年製作の映画)

4.5

『パラサイト 半地下の家族』のポン・ジュノが影響というか、インスパイアというか、引用したって感じで公言しているのが、韓国の古典的名作『下女』。

下女とは召使いの女性のこと。

確かに、金持ちの家に貧
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ノンストップ(2019年製作の映画)

4.0

ハイジャックされた飛行機には
偶然、何年も前に工作員を辞めた女性が乗っていた!

美しい女性工作員だった彼女の現在と過去の写真を見比べて
「これが同一人物か?」
「ここは韓国ですよ」
という韓国ギャグ
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ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.5

キャラクターが自由に動いてる。


『ヤクザと家族 The Family』四コマ映画→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2660
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キングダム(2019年製作の映画)

3.5

原作未読。
家には全巻あります。

読めという圧力がすごいので
この映画を観て興味を持てば漫画を読み始められるかなと思ってましたが、、

結論としては、原作漫画読まないでしょうね。。


(と思ってた
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FUNAN フナン(2018年製作の映画)

4.0

知識人は狩られ、芸術も教育も個人の自由も奪われた、ポル・ポト政権下のカンボジア。

離れ離れになった親子の物語。

『異端の鳥』の両親側の視線のように観ました。

やはりどちらも客観性と普遍性を持った
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

4.5

めっっちゃいいです。

東京国際映画祭で観て素晴らしくてですね。
もう一回見てからレビュー書こうと思ってたんですが、、
おそらく観に行かなそうなのでレビュー書きます。


**


『勝手にふるえてろ
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AWAKE(2019年製作の映画)

4.0

面白いっ!
でも地味っ!
しかし面白いっ!
さりとて地味っ!
トータルで面白い。


邦画でありがちなくどい音楽もないし

「恋愛要素入れとけ!」みたいなとってつけたような恋愛パートもないし

叫びま
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マ・レイニーのブラックボトムが映画になるまで(2020年製作の映画)

3.5

これ見ると本編がよくわかる。
ありがたい。



****



ヴィオラ・デイビス。

そろそろヴァイオラ・デイビスに表記変えません?

みんなめちゃくちゃヴァって発音してますよ。



ヴァイオラ
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マ・レイニーのブラックボトム(2020年製作の映画)

4.5

One! Two! You know what to do!


**


「ブルースは私たち黒人の音楽だ」的なセリフは映画にはよく出てきてまして
あぁそうなんですね、と知識としてインプットはしてまし
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天空の結婚式(2018年製作の映画)

4.0

舞台はイタリアのチヴィタ・ディ・バニョレージョ。

『天空の城ラピュタ』のモデルとも言われてまして(確かに縦横に入り組んだアーチがそれっぽい)、

個人的には『マスターキートン』11巻「鉄の砦」の舞台
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君の心に刻んだ名前(2020年製作の映画)

4.5

同窓会に出席したくないし
出席してものびのび楽しむなんてことも出来ない人たちにとって
この映画は優しい。



**



なんか台湾のウイニングランのような映画ですね。。
アジアではじめて同性婚を合
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聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

4.5

『残像』『COLD WAR あの歌、2つの心』とノリに乗ってるポーランド映画。
カンヌでもアカデミー外国語映画賞でももはや常連です。

ゲーム産業でも世界的なヒットを連発してるとのことですし、エンタメ
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ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

4.0

普通レベルの高スペック美女じゃないんですね。
米国務長官で次期大統領候補の美女!

その彼女と、
割とゲスな(正義漢ではある)記者とのロマコメ。


****



シャーリーズ・セロンがここまでコメ
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おとなの事情 スマホをのぞいたら(2021年製作の映画)

3.5

面白かったですよ。
ヒガシパートで2回泣きました。。
まさか泣かされるとは。。

元のイタリア版の『おとなの事情(原題『完璧な他人』)』も観てましたし大好きです。

18ヶ国でリメイクされてきただけあ
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窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

4.0

成田凌はゲイ役、大倉忠義はヘテロ役。

監督としては
BLでもLGBTQでもないものとして作った、と。

さらに
「恋愛でジタバタもがくより人生に大事なことあんだろ」
っていうセリフも出てくるんだけど
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スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち(2020年製作の映画)

4.0

かっっっっっっっっこいい。。。。


女優がアクション映画出る機会も増えたし
アクションの難易度が上がってるので
彼女たちの技能が映画界にとって必要不可欠な宝物となってるんですね。


**


スピ
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ハスラーズ(2019年製作の映画)

4.0

痛快リベンジコメディかと思いきや、、
なかなか神妙な気持ちになる人間ドラマでした。

ガンアクションも爆破も殺戮もなく、リアルな恐怖がじわじわ来る。

そこまで映画的に大きなことではない事件が起きたあ
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トランスジェンダーとハリウッド: 過去、現在、そして(2020年製作の映画)

4.5

去年の11月くらいに観ておりました。
個人的映画ランキングの2位にしております。

去年一番自分をアップデートさせてくれた映画です。


****


「トランスジェンダー役をトランスジェンダーに」問
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映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

3.0

窮屈な映画。
古い固定概念で覆われた映画。

観客が自由に考える余地もない。

喋る喋る。めっちゃ押し付けてくる。

たぶん観客(一般市民)に自由に考えさせるのが怖いんでしょうね。

「俺の話をただ聞
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マーメイド・イン・パリ(2020年製作の映画)

4.0

古今東西で何度となく語られてきた「人魚」。

日本だと、日本書紀に書かれている619年に滋賀県あたりで発見されたのが一番古い記録らしいです。

日本の人魚はそもそも人面魚的なフォルムだったのが、
江戸
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