原題『Ee.Ma.Yau.』 (2018)
監督 : リジョー・ジョーズ・ペッリシェーリ
脚本 : PFマシューズ
撮影 : シャジュ・ハリド
編集 : ディープー・S・ジョセフ
音楽 : プラシャント・ピライ
出演 : カイナカリー・サンカラジ、チェンバン・ヴィノッド・ホセ、ヴィナヤカン、他
南西インドのケーララ州の漁村を舞台に、あるキリスト教徒一家の家長が突然死したことで起きる騒動を描くブラックコメディ映画。
「お葬式」映画。
ほぼ丸1日の物語だが、あるキリスト教徒の老人の死を通し、そこに集まってくる人々の悲喜交々な様子をユーモアと皮肉と社会的メッセージを交えて、混乱の極みが時間の経過とともに肥大化していく様を描いた作品。
葬式でここまで混乱していく様は、当の本人達が至って真剣な為、可笑しくもあり、そして、どうすることもできない状況、心情を象徴するかのように雨と波音は激しくなると共に人生の不条理を感じさせる演出で圧巻でした。
あと、オープニングショットとラストショットが素晴らしかったです。