『X エックス』のプリクエルが早くも登場。これがまた凄かった。ミア・ゴスによるミア・ゴスの為の映画。
前作のテーマが「老い」だとしたら本作は「若さ」でした。それに立ち塞がる社会的通念を主人公パールが手斧で次々と打ち破っていく様が大変魅力的。ホラーストーリーでかつてこれほど愛されるべきキャラクターがいたでしょうか?ファイナルガールが生き延びることは誰もが知っているので、思う存分暴れさせていて気持ちがいいです。
アメリカの歴史(特に女性の社会進出)もちゃんと踏まえていながら、つまらないポリコレ視点に映画が巻き込まれないようにかなり沢山の血が流れる展開はホラー映画ファンには痛快でした。