矢野竜子

Pearl パールの矢野竜子のレビュー・感想・評価

Pearl パール(2022年製作の映画)
2.7
一種のフェチ映画で
こういうのは大好きなんだけど
(テロップのフォントとか色味とか)
いろいろ真面目すぎて
全てが想像の域を超えずつまらない。
タイウェストは誠実すぎるのだと思う。
もっと観客を突き放してほしいし、
もっとなんだこれ?という荒唐無稽さ、
荒々しさが見たかった。
古典作を意識するなら
もっとスピーディーに描くべきだが、
カット割は非常に現代的で
結局は小手先に思えてしまう。
ただラストの笑顔は夢に出てきそうな
インパクトがあり忘れ難い。