【夢と狂気に狂い咲く…】
※連投ですみません｡そしてこちらが後回しになってすみません｡
｢X エックス｣…3部作に連なる"第2作目"である｡
前作に登場したキラーである"パールと言う老婆"の"若き日の物語"である｡
パールが何が"発端"で狂気を生み､パールの若き頃"どんな女性"だったのかを追う物語だ｡
前作｢X エックス｣では｢グラインドハウス｣のような往年の低予算ホラーを連想させた雰囲気であったが､本作は冒頭から"往年のミュージカル映画"のような盛大な"夢溢れる音楽"で始まり､何ともこの頃のエンターテイメントを表現しているように見えた｡
…そこで私は考えた｡私はてっきりパールが徐々に狂気性を増発させるのだろうか…または最後の最後でモンスターを生み出すのか…どちらかを考えたら､まぁビックリ､最初からパールが何か怪しい雰囲気を放っているし､狂気性も"すぐに現れた"｡
…そう､私が予感していた｢パールの狂気性の発端を描くのでは？｣と言う思惑というか予想が早速拗れた｡まぁた"謎のまま"だ｡
フレディでもジェイソンでもジョーカーでも､その狂気性の発端を微量でも描いていたのに､本作ではそれを見つけられない｡
とんでもない映画…とんでもないシリーズだと確信した｡そしてラストの"パールの表情"がまだ脳裏に焼き付いて離れない…｡パールの"夫の存在"の経緯も知りたいが､恐らく明かされないだろう｡まさにホラー映画界のミステリーサークルが誕生した瞬間だった｡
ヤバい…本当にまだ困惑している｡これも監督の戦略なのだろうか？
何はともあれ…次の3作目は1作目に登場したパールの襲われる側のヒロイン的な存在マキシーンの物語｢MaXXXine｣だ｡キャストも豪華だし､どんな物語になるのか必見だ｡
…また私や観客を困惑させないと良いが…｡
