62本目
人里離れた農場で暮らすパールはダンサーを夢に見ていた
しかし体が不自由な父と厳格な母親が
彼女の性格を捻じ曲げていく・・・
昨年公開のXの続編(プリクエル)
今回の主人公は前作に出てきたシリアルキラーのパール
舞台は1918年と第一次世界大戦期へと遡る
冒頭の扉の向こうに映るのはテクニカラーな農場の風景、
そして始まる昔っぽいフォントを使ったオープニングクレジットは、
まさに「オズの魔法使」と言った感じ
途中ダンスシーンがあったりしてかなり意識して作られていると感じた
そんな雰囲気の中で繰り広げられるのは、
ただ愛されたかっただけの1人の女性が、
なぜシリアルキラーへと変貌してしまったのかという話
自身の経験からワニの卵を割ったり、
1作目と同じような死に方をする登場人物がいたりと、
見ている間「キ、キチ・・・」という感想しか出なかった
脚本も務めたミア・ゴスの長い独白シーンも最高
所々Xの文字が見えたりするところが良いし、
ポルノ映画についてのシーンは、1作目へと繋がっている気がした
見た人誰もが思うエンドロールのあの長すぎるアップショットは
おそらく一生物のトラウマになりそう
とてつもなく遅いアイリスアウト(トホホ〜もう〇〇はゴリゴリだよ〜的なやつ)が
逆に恐怖感を煽る
1よりも好きな作品で、3作目も期待