このレビューはネタバレを含みます
記録用。Amazonプライムで視聴。
事前の評判からXを視聴する前に観るべきだと感じた為Xとの繋がりやシリーズ作品としての評価は除外。
ミア・ゴスの演技力はもちろん、デヴィッド・コレンスウェット演じる映写師もキャラクターとして魅力的だった。
オズの魔法使いを彷彿とさせる舞台設定、劇中が戦禍の中にあるとは思えないほどの豊かな色彩。画面構成や光がとにかく美しくて、見ているだけで"映画"を楽しめた。
私がこの映画全体を通して見たときに第一に抱いた感情は"性欲"の扱い方が上手い…!だった。
後半パールのオーディションのダンスシーン、そしてその後の5分間にも渡るパールの独白。狭い世界へと閉じ込められていく感覚が、彼女の苦しみが言葉の一つ一つに詰められていた。
パール、そしてハワードの行く末を知るためにXも視聴しようと思う。