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ファニー・ページのYSKのレビュー・感想・評価

ファニー・ページ(2022年製作の映画)
3.5
師と仰ぐ人物の死を目の当たりにしたことで、古くからの夢だったカートゥーン作家を目指し家を飛び出した少年のお話というあらすじを見て、『500ページの夢の束』みたいなお話を想像しながら見始めたわけですよ
そうしたらこの有様だよ!

そもそも主人公が師と仰いでいる人物からして狂っており、主人公の絵のモデルを買って出たのはいいものの突然服を脱ぎだし全裸に、当然全ての性器は丸出し
これが女性教師であれば倫理観はともかくビジュアルは最高となるべきところですが、残念相手は中年男性です
腹が出て人間よりもボールに似たシルエットをもった中年男性の肉に埋まったチンコを模写する少年、いったい何をさせ何を見せられているのでしょうね
そして歩いて帰ろうとする少年を車に乗せようとする師、事案の匂いしかしませんハヤクニゲテー

そんな導入からわかるとおりクソかキチガイしか出てこない作品です
お話自体は重くも苦しくもシリアスですらないし、少年も軌道修正できそうな年頃というのがまだ救いでしょうか
ただ夢見る少年が体験したつかの間の夢か幻と呼ぶにはあまりにもビターでハードなボーイズビーだとは思います、まあまあ好き
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