あらや

ぬいぐるみとしゃべる人はやさしいのあらやのレビュー・感想・評価

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生きづらさを感じている人たちが互いに干渉しすぎず認め合う優しさと、自分の優しさが正しいのか、無意識に加害者となっていないか自問自答する誠実さが描かれていて、観ていて救いになる部分と生きていくのがしんどい今の社会のリアルな部分とがフェアに描かれていると感じた。
人物のバックボーンが過度に語られないことでむしろ彼らの実在感が増し、御涙頂戴な展開になっていないのも良かった。
今作では難しい立ち位置の人物を演じる新谷ゆづみが絶妙で素晴らしい。
心にズシンとくる作品でした。
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