未々

ぬいぐるみとしゃべる人はやさしいの未々のネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

人に付き合ってもらわずどうやって気持ちに対処するかで
それに有効なのがぬいぐるみだったりこういう映画だったりするのだろう

人と関わることと加害がセットなのはもう分かっている!

私は繊細でもないし図々しいので必要以上に傷つきすぎだ、自己憐憫だとも思ったがそれはかつて私がそうだっただけ…
今は大丈夫になったので大丈夫じゃないときの感覚をあまり思い出せないけれど
幽霊になりたいの意味がわかる
いないものとして扱ってほしい、傷つきを受容する実体をなくしてしまいたいで家にずっといたから

ぬいぐるみに人格を認められるか?
名前はつけるけど、人間と同等には認められないから一方的に話せる、のかとか
遺影に向かって話すの分かる、私も心の中で話しているから それはかつて実在した人格に
魂は在るのではなく見出すが正しいと結構ずっと思っている

性のフィルターを通さずに「ななくんはななくん」のように接してくれる人しか関わりたくない気もする

恋愛への参加、なんだかキツかった
みんなが当たり前にできているごっこができないから

ぬいぐるみにも友達が必要だと思っている人

イヤホンで遮断して人と喋らなくて自己に閉じすぎない方が良いとか思ったけど、ではなぜ自己に閉じることを自分は許されないと思っているのかという話…
そういうのが社会通念を作ってるんじゃないの
ぬいぐるみにはしゃべらないけど匿名SNSにバーって書いて自分も涙流してるし

白城みたいな人との対話
いやでも生身の人間と対話しないと真に大丈夫にはならない気もしてきた
というか大丈夫を求めないでもらえるか

思いっきり京都なのにどうして皆関西弁を喋らないんだと思ったらエキストラの声で関西弁が聞こえた
ぬいぐるみを作るシーンが良かった 美しいボタンで目を作りたい
未々

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