「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」見た！全体的にデリカシーが無い。映画自体が自分が傷ついた事にいっぱいいっぱいになって他の事に気が回らない状態みたいな感じ。
まず始まってすぐ、主人公が告白されるんだけど、話の途中で女の子の背後の建物の屋上からぬいぐるみが落ちて、それを拾おうと女の子を押し退けて転ばせるってシーン。下手クソか？！そうはならんだろ！！目線どこだよ！物事の優先順位どうなってんだよ！？どうしてもその展開入れたいんなら事前に屋上で危なっかしく振り回されてるぬいぐるみに気もそぞろ的なカット入れるだけで全然違うだろ。
そんな感じで開始20秒で「この映画大丈夫か…」となるんだけどその後もずっと大丈夫じゃない演出が続いてキツかった。挙げてくとキリが無いんだけど、なんでぬいぐるみにしゃべりかけるってクソ便利な設定あんのに虚空に向かって不自然な説明台詞つぶやくんだよ。
サークルのルールがガバガバ過ぎて不幸な事故起こるべくして怒るだろ。なんでこの展開で2人でやるゲームがストリートファイター5なんだよ。相手殴り倒すゲーム避けるくらいの配慮あって良いだろ。その上でなんなんだよあの一回もボタン押さずにフワフワジャンプしてるだけの画面は。この映画と同じくらいつまらないだろ！…ってもしかして「この暴力的な世界で僕達2人は争わずに生きますよ」的なメッセージが？込められて？ブランカVSユリアンに！？んな訳あるか！！「会話なしで2人が距離を縮める描写入れたいからゲームやってるシーン入れよ」ってだけだろ！？雑なんだよ！
という訳で他者に向けた作品と言うよりも製作者自身のための箱庭療法的な映画でした。オススメしません。
