トラボルタ

ぬいぐるみとしゃべる人はやさしいのトラボルタのレビュー・感想・評価

5.0
大学生活を京都で過ごした自分にとって、完全に"刺さる"映画だった。大学生の頃に考えていた、男性であるが故の加害性への意識や、『社会はそういうもの』という感覚への抗いに対して、社会人として生活していく中で少しづつ考えないようにしていることに気づいた。

『優しさから自由になる』とはどういうことか鑑賞後にずっと考えていたが、誰もが優しさを持つことで一部の優しい人への過剰な負担が軽くなり、結果として優しさから自由になれるということなのかなと解釈した。

ぬいサーの部室のただ存在している、それ以上でもそれ以下でもない空間の尊さ