エンジェルセンイル

ぬいぐるみとしゃべる人はやさしいのエンジェルセンイルのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

期待を裏切られた感じ。


題名にもある通り、「ぬいぐるみとしゃべるひと」なんて優しいに決まってる。
でも優しさにも種類があって何をもって優しさとさすのか、生きてきた環境や経験によって違うから正解なんてわからないんだよね


本音を話すと泣いてしまう先輩。めっちゃわかるし、自分もそうだし、これはもう一生治らないと思う。つらいけど。
自分がしんどい話を他人に聞いてもらうのは相手に負担をかけてしまうからぬいぐるみに話しかける。


ぬいサーはひとりひとりぬいぐるみと対話する場所だから正直1人で勝手にやってはばいいじゃんって思った。実際わたしもそんな状況見たら面白がってしまうんじゃないかな、て思ったけど社会と繋がり続けるためは必要な場所なんだろうな〜。各々自由にしながらも緩く繋がり続けられる場所が。こういう場所が社会にもたくさんあればいいのにね。

白城さんは優しすぎるふたり(七くんとむぎとちゃん)を心配すると同時に共倒れにはなるまい、ていう強い意思を感じた。

優しい=無関心 なのかな〜
一般論は正義じゃないし
冗談を笑って受け流すことも正義じゃない


もっとたくさんの人に観られるべき映画だと思った。

京都で学生できたらどんなに良かっただろうか