スティンプソンGon

アルゼンチン1985 ~歴史を変えた裁判~のスティンプソンGonのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

アルゼンチン最後の軍事独裁政権時の罪を裁く映画

証言が生々しく、ここに映画としての脚色がないだろうということがよくわかる。それほど悲痛で作りようがない痛みに遭っていた人々がいたのがほんの40年程度前のことだと考えるだけで恐ろしく思った。

ここまでしても尚、判決には政治的臭いがついていることが悲しくもあった。

この政権の前もかなりひどい政治的暴力が行われていた(右派の抑圧に対抗するもの)ためそれをおさめる形で変わった軍がに対して肯定的であったと思われる被害を受けていない者にとっては検事側は反逆的と思われていたので敵が多かったという認識になったが解釈正しいのかな…ごちゃごちゃしてて理解が難しい…
それほど当時は荒れていたということなんだろうけれど
見えない敵からの脅迫は本当に怖い(軍?が不法侵入した手紙置くとか怖すぎる)

アルゼンチンの独裁政権時の歴史を少しだけ調べてから見たのでなおのこと重みを感じた。

2023,07