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バートン・フィンクのILLminoruvskyのレビュー・感想・評価

バートン・フィンク(1991年製作の映画)
4.2
原題『Barton Fink』(1991)

監督 : ジョエル・コーエン
脚本 : ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
撮影 : ロジャー・ディーキンス
編集 : ロデリック・ジェインズ
音楽 : カーター・バーウェル
出演 : ジョン・タトゥーロ、ジョン・グッドマン、ジュディ・デイヴィス、他

ハリウッドに招かれたニューヨークの劇作家が宿泊先のホテルで、極度のスランプに陥り直面する苦悩と不思議な体験を描く不条理サスペンス映画傑作。

1991年カンヌ国際映画祭三冠(グランプリ/監督賞/主演男優賞)に輝いた作品。

前作『ミラーズ・クロッシング』製作中にコーエン兄弟が脚本執筆に苦心した体験を基にした、芸術家が創造の苦しみに直面していく心理ドラマとコーエン兄弟らしい思いがけない方向に展開するストーリー、ジョン・タトゥーロ、ジョン・グッドマンはじめ役者陣の好演、美術、名撮影監督ロジャー・ディーキンスによるアメリカ映画を非常に感じさせるエッジの利いた映像美とカメラワークがホント素晴らしかったです。

後半の炎に包まれるホテルルームの場面の「映画」的視覚快楽は半端なかった…
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