のんchan

バートン・フィンクののんchanのレビュー・感想・評価

バートン・フィンク(1991年製作の映画)
4.0
コーエン兄弟作品鑑賞15本目

なんとなく避けていたけど、初期作品はやっぱり凝りすぎてなくて面白かった。

私はジョン・タトューロの『おもしろ劇場』と捉えたけど、『世にも奇妙な物語』でもあるし、悪夢の不条理劇って感じでしょうか?


劇作家のバートン・フィンク(ジョン・タトューロ)はハリウッド映画の脚本を依頼され、ニューヨークからロスの安ホテルへ執筆の場所を移した。フィンクは社会派作品が得意だが、映画会社社長から『レスリング映画』の脚本を依頼される。全く不得手なジャンルということで、筆は一向に進まず頭の中が真っ白で焦りまくる。
安ホテルでは蚊に刺され、熱さで壁紙が剥がれ落ち、隣の部屋から物音が...それをフロント係(スティーヴ・ブシェミ)へ連絡すると、すぐに隣の部屋に長期滞在している保険屋だという巨漢のチャーリー(ジョン・グッドマン)が訪ねてくる。初めは訝しげな顔付きだったが、すぐに気さくになりその後は執筆をいつも応援してくれるようになるのだが...

 
ジョン・グッドマンのキャラがキョーレツ。笑顔でとんでもないことしているし〜

ブシェミはチョイ役でも凄い存在感

バートン・フィンクにコーエン兄弟は自分たちを重ねているんですよね?
書けない苦悩、ハリウッドへの皮肉
そこには映画好きが色々考察するにキリのないメタファーが散りばめられている?
コメディじゃないけど、私は浅いのであ〜楽しかったで終わりましたけど。
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