心配していたフランス映画、やはりイマイチだった。
何が虚構で何が真実か分からない現実と空想が入り混じったような演出が度を越していて途中からイライラした。実話なので調べればある程度真実は分かるのだろうが、そんな気力も失せるくらいとにかく映画の中の被告に魅力を感じなかった。せめてもう少し彼女の生い立ちやバックグラウンド、心情に真実味と説得力を持たせてほしかった。
呪術とかキメラとかも余計だった。本物の裁判で出てきた話なのであれは仕方がないが。
内容といい主人公が被告に自分を重ねる手法といい「坂の途中の家」を彷彿とさせる。