ペコ

ホワイト・ノイズのペコのレビュー・感想・評価

ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)
2.7
科学物質の流出事故が起き、人々はパニックに。死を恐れて逃げ惑う人々を様子を描いた本作。パニック映画を期待して観たら全然違いました。鈴木雅之風に言えば“違う、そうじゃない”
ヒトラー研究家である大学教授ジャックは死を恐れるあまり、パニックなってしまう。一方、ジャックの妻バベットは怪しげな薬にハマっていく…。ややパニック映画ではあるものの、コメディ要素もあったり、ファミリー要素もあったり。テーマが取っ散らかってる印象を持ちました。愛と死は紙一重ということかな?滅亡、信仰、政治、宗教…色々と詰まってはいるけど、何が言いたいのかいまいちよく分からない不思議な作品。
当たり前の平和な日常がある日突然崩れたら…人々はどうするか。自分ならどうするか。何を信じるか。何を諦めるか。コロナ禍になった世界への風刺も感じさせる内容でした。パニックになることは間違いない。しかし冷静になって、死を感じつつも死を恐れないように再び日常取り戻すことが大切ということかな。とにかく慌てるなってことか?
最後のダンスは謎でした。でもスーパーで踊れるくらい人生に余裕が欲しいです。
ペコ

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