社会のダストダス

ホワイト・ノイズの社会のダストダスのレビュー・感想・評価

ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)
3.0
ノア・バームバック×グレタ・ガーウィグ×アダム・ドライバー

この組み合わせは『フランシス・ハ』じゃん!ワクワク…↓

な、何だこれ…猛毒ガスやら薬品やらというストーリーなのに、最終的に毒にも薬にもならない纏まり方は一体…

中年の危機を演じるアダム・ドライバー、もともと馬面の彼がポッコリお腹が出ているとより動物感のある見た目で、画面に映っているだけでそれなりに面白い。奥さん役のグレタ・ガーウィグは最近監督業で忙しい、本物が画面で動いているのを観るのは『20センチュリー・ウーマン』以来だろうか。

ちょうど一年くらい前の『ドント・ルック・アップ』が超好きだったので、本作からも終末コメディ的な雰囲気を感じ取り観てみたけど、感想は何て言って良いのか難しい。主演二人やドン・チードルといったキャストの癖のあるやり取りは好きだし、娘役のラフィー・キャシディちゃんがとても天使だったので、これはマークしておくべきだと思った。

4回目ぐらいのタッグのバームバックとグレタ(今回は脚本にクレジットされていない)の組み合わせは、本作のような謎ジャンルの作品でもふわふわした会話劇が平常運転だけど、それ目的で観るなら過去作のほうがイケてる作品は多い気がするので、この無理やり難解にした感じがNetflixオリジナル作品の間口で受け入れられるのか微妙なところ。

エンドロールの製作が一番時間かかってそう。