風来のリヨナ

CONTROL コントロールの風来のリヨナのレビュー・感想・評価

CONTROL コントロール(2022年製作の映画)
1.4
インクリメントと初期化

目を覚ますと絶音室っぽい無機質空間に閉じ込められてる女性アイリーン。状況把握なんか出来ないままに突如始まる「鉛筆を動かせ」「時間内に終わらせろ」「タイムアップで娘が死ぬ」の案内と謎のテスト。

「やってやるよ!」最初こそ歩いて鉛筆タッチでクリアだったけど、2段階目にして四肢拘束、3段階目で物理的に強化ガラスの遮蔽。無理じゃん…動け動け動け…動きました。ここは謎の超能力開発施設。無事に試験を突破し娘を救えるのか…みたいな。

…思うのですけど、ヒス気質なママが子供のために奮闘系で面白いのって1つも無い気がしませんか?正にこれ。

質問しても無駄だってことの飲み込みがとにっっかく悪く。毎回毎回毎回テストの度にヒスるアイリーンでこちらのストレスがマッハ。途中投入される旦那は割りと冷静なものの、これまたヒス女が異様に突っ掛かるために喧嘩要員にしかなってないです。なんと今ならストレスは2倍。

お話は全編既視感構成…5分過ぎると保たない画…30分は削れるスカスカ感…”無意味に”捻るオチ…キャラのあれさ…

中でも念力でボールをバケツに入れるテストが特に驚愕でした。”ボールをバケツに入れる”…それ以上のことは本当に何も無いんですけど、何故か大焦燥泣き叫びながら、ボールの載った机の4脚のボルトを丁寧に一本ずつ念力で外した上で、机をこれまた念力で手元に寄せ…結局念力で玉をバケツに入れます。どうして自ら難易度アップを???

個人的に気に入ったのは、水色のディストピア飯です。
風来のリヨナ

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