めきめき

ジョーカー:フォリ・ア・ドゥのめきめきのレビュー・感想・評価

3.6
2024年72本目。映画館27本目。
バットマンの宿敵ジョーカーを主役に据え話題となった前作の続編。
トッドフィリップス監督が前作を公開したのがもう5年も前になるとは。

賛否両論あるとは聞いていた。
米国では2週目の興収ダウン幅が記録的だったとか。


エンドロール後に轟く中学生集団の"何が言いたいのかわからへんねん!"の声。
なんか嫌だったけど中学生にはキツいでしょう。

脚本は期待値以下だった。
全然フォリアドゥ(二人狂い)じゃないじゃん。
もっと二人で荒れ狂って欲しかったのに、レディーガガ演じる"リー"に翻弄された"アーサー"の話で凄くがっかり。
想像以上に見窄らしく情けない爺さんを見せられてるだけ感。

でもきっと観客の期待する"ジョーカー"よりも2作目の本作はもっと"アーサー"寄りの話なんだろう。
だから期待してたエンタメ性が乏しくてがっかりする我々は、作中の荒れ狂うジョーカー信者、もっと言えばリーと同じ感覚なのかもしれない。

そう思うと作中の物語と映画と観客の間で同じ現象を起こしてるようで凄いなと思った。