良かった。映画館で見た。
あなたはどこに行っても孤独を手放さずにいられる。
過去を詮索せず誰とも分け隔てなく接するちひろさんとその周りの人たちとの交流を描いた映画。
ゆっくりと時間が流れるようにあまり起伏なく進んでいくけど、サブストーリーのように各登場人物がちひろさんによって救われていく展開が続く。
孤独な人の味方でありながら孤独を愛してもいるちひろさんの内面は複雑であまり理解できない。
あの宴会のまま打ち解けてしまうことが怖かったのかそれともそれで満足してしまったのか。ふらふらと交流を続けるちひろさんをみて逆説的に家族のつながりについて考えたくなる。