チョコ

スクロールのチョコのレビュー・感想・評価

スクロール(2023年製作の映画)
2.8
どのような内容か全く知らずに鑑賞。

想像よりも重めの内容に、上映後「こんな内容なら早く言ってたほしかった」と言った声がちらほら。
松岡茉優ちゃんが上映前舞台挨拶で「観た後は家で温かいご飯を食べてください😌」と言っていた意味がとってもよく分かった。

若者が生きていく上での苦悩や葛藤について描いているが、少し現実離れしたところもあった。
それが“重め”になっている要因だと思う。

なぜ?と聞かれたら明確な答えを出すことは出来ないが、今“辛い”“苦しい”“逃げ出してしまいたい”と感じている人が観たら涙してしまうと思う。
また、登場人物のどこかしらにはみんな共感する所があると思う。

匠海くんと琴音ちゃんの役が“周りの人から見たら”「陰」で、大志くんと茉優ちゃんの役が“周りから見たら”「陽」
でもみんな孤独だし、悩んでるし、それを見せてないだけだよっていうメッセージがあるのかなと解釈した。

監督いわく、1カット目はとても苦労した(夜8時に開始して朝4時に終わったと言っていた記憶)から、注目で見てほしいとのこと。
確かに大変そうだった。

松岡茉優ちゃんが個人的には役ドンピシャすぎた。
あの役は彼女しかできないのでは?と思ってしまう。
それくらいぴったりな人選だった。

全体を通して大きな波がある訳では無いけれど、あのシーンはこういうことね(特に1カット目)となるところもある。
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