ま

ゼイラムのまのレビュー・感想・評価

ゼイラム(1991年製作の映画)
3.5
なんだこれわ…このダサイジャケがたまらんと軽いノリで見たら面白かった。1991年の日本の特撮・SF・アクション映画。

〇〇戦隊とかあのへんのヒーローモノ(特に80年代90年代のなつかし~感じ)にSF、クリーチャー、グロも取り入れた作風。

「ゼイラム」と呼ばれる地球外生命体を追いかけ地球にやってきた賞金稼ぎの女・イリアと相棒のコンピュータ「ボブ」。「ゾーン」と呼ばれる別次元の空間を作りそこでゼイラムを捕らえようとするのだが、地球人の男2人もこの戦いに巻き込まれる話。

イリアが使用する近未来武器や謎のスーツがダサイ。しかしこれがなかなか大爆発を起こしたり結構派手に暴れアクション要素強め。一方「ゼイラム」と呼ばれる怪物の見た目は侍風クリーチャーでちょっとカッコイイ。
このデザインは海外でも人気があるんだそう。

ゼイラムはエイリアンの様にネバネバとした体が気色悪い。状況によって色々形態も変えるのだが(CGもあり)、最終形態は結構なグロさ(「ヘルレイザー」や「遊星からの物体X」のグロレベル)。

イリアがかっこよく戦うんだけど巻き込まれた2人の男も一人は呑気な若者、もう一人はひょうきんなオジサンで彼らのやりとりがコントの様で面白い。謎の賞金稼ぎの宇宙女と普通の地球人2人が協力し怪物と戦うところが一番の見どころ。
実はスーパーコンピュータ風の「ボブ」が色々御託を言ってるけど一番役に立たないという…

終盤イリアのスーツが壊れ隠れ巨乳がサービスされるのも素晴らしい。B級映画とも呼ばれそうだし、ツッコミどころも多々あるんだけどアクション、お笑い、怪物、世界観等バランスが良く最後まで飽きずに楽しめた。古き良き特撮なんかが好きな人にオススメ。
ま