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バイオレント・ナイトのリスト係のレビュー・感想・評価

バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)
2.5
「ダイ・ハード」や「ホームアローン」をパロったクリスマス・アクションコメディ。
結構過激な暴力描写があります。
近代兵器で武装した強盗団に対してサンタがヴァイキング式の格闘術で戦うんだけど、いざ、となると魔法で全部解決。

サンタの魔法のリストに記される「悪い子」(大人の悪人)。
それはリストにはっきり書かれているので、そいつが本当に「悪い子」なのか逡巡する必要もない。
だから「悪い子」はどんな残虐な殺し方をしても構わない。
一方で「悪い子」たちがなぜ「悪い子」になってしまったか、その経緯もちょっぴり描かれる。
しかし、サンタも昔残虐なヴァイキングという「悪い子」だったのだ。

それからサンタが救出する人質の一家。
彼らが「いい子」なのか「悪い子」なのかのリストは最後まで出てこなかったけど、
悪党があきれるほどの「悪い子」っぷりを見せていた。

最終的にドン引きするほど徹底的に「悪い子」を惨殺することで、逆にアクション映画の善悪二元論に対する葛藤を感じさせる作品。
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