このレビューはネタバレを含みます
合わなかった…
なんか奇妙な行動と言動で有名な「街の変人おじさん」をバラエティ番組で笑い物にしてるときの薄寒さというか、発達障害が有名になった今ではジ◯ー大西で笑えなくなった、みたいな感情に近いかな…
家族愛、下町仲間との友情なんかの書き方は心温まるもので素晴らしい。けど、モーリスが一歩外の世界へ出ると、無知とか犯罪とか誇大妄想発言とかの「歪み」が急に表面化してくる。ひょっとしてちょっと「足りない男」モーリスから見えている世界が、家庭の中と外の世界では違うという認知の歪みを描いてる…？とまで邪推してしまった。
俳優さんがすごい。一言喋り出した瞬間「この抑揚のない喋り方…！ちょっと“アレ“な人だ…！」と一発でわかってしまう…
でもハッピーエンドなオチはとても好きです。
おそらく家庭の中の唯一の健常者、マイケルがよかった…
