さーやorべりす

少女は卒業しないのさーやorべりすのレビュー・感想・評価

少女は卒業しない(2023年製作の映画)
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素敵な映画だった。
なんとなくこの女子高生とこの男子高校生というようにそれぞれの視点からのストーリーの分け方が男女のペアものとして軸がある気がした。
図書室の子可愛かったけどあの子だけペアとしては図書室の先生?の藤原季節さんがキーだった。藤原季節さんの雰囲気が素敵すぎたからかよく世間で言われる「学校の先生たちは世間に出ないまま先生をしているから良くも悪くもズレている」みたいな理論の話を思い出してみてて何かこの二人に起こるんじゃないかと少しヒヤッとしながら見た自分は不純だったw
懐かしい気持ちや自分の思い出を振り返ってみてしまう映画だった。
高校が廃校にはなっていないけど中学なら取り壊して別のところに学校名も変わって建てられたタイプだが成人してから取り壊された。取り壊し前に今までの卒業生の卒業制作が飾られるというので足を運んだ人たちもいたなぁとか。自分は行かなかったけどw卒業制作作った記憶皆無だったのでw

最後のバンド演奏は女の子ふたり組も素敵でもっと見たかったしヘブンズ・ドア?だっけ?あれも見たかったんだよなーw
アテブリが悪いみたいにな話の流れになっててじゃぁゴールデンボンバーはだめなのかと思いつつ見てたww

地元に残る人と大学進学等で地元を離れる人で一生交わることがなくなる未来になる例えが出てくるのがとても同感した!あの気持ちわかるし悩んだなぁ…でもそこから地元に戻ってきて結婚した高校のクラスメイトたちがいるので戻る選択肢があるのなら未来は続いているなと思いだしたクラスメイトカップル2組…w

ただ監督の言葉を少し借りるなら「卒業した人に刺さる」映画であり、今時のJKたちが見てて刺さるのか?と終わってから話してた。
理由としては無音の間隔が私達でも長く感じたからだ。もちろん映画に余白の時間があることは素敵なのはわかった上で。
流行ったドラマSilentは違うの。あれも無音が放送事故になるのではとか言われてたけど
あれは放送事故みたいな音なしは「手話 」の部分だから若者が「倍速したい」と思わないから良かったと思う。また色味がおしゃれだったしこちらの映画は本当に手話とかじゃない無言のところが多くてオトナには受けるかもだが今時の映像たくさん見るTikTok文化の子たちからすると間延びしすぎててなんだかなと思うのかなとも思ったのでターゲット層は卒業した人たちで的を得てるなとふと思った。

🐻