このレビューはネタバレを含みます
舞台は現代のパリ。
46歳のタクシードライバーシャルルと92歳のマダムマドレーヌの車内でのやりとりがメインの映画だった。
以下、感想ネタバレ含みます
無愛想なシャルルをもろともしないマドレーヌの愛嬌のある話し方に序盤は釘付けだった。自分の倍生きているマドレーヌの話の中でWW2近辺の世界情勢やその後のベトナム戦争等、随所に世界史を上手く盛り込んでいて、すごく見やすい構成だった。
歴史の教科書でしか見た事のなかった世界を、実際にその時代に生きた人の視点で回想するシーンを入れることで当時の雰囲気を感じることが出来た。映画の中のジャズミュージックも、より一層一昔前のパリの面影を感じさせた。
徐々に打ち解けあった2人の｢人生の寄り道旅｣も終わりを迎え怒涛のラストを迎えることになるんだけど、それはぜひ劇場で。
老人がかっこいいタイプの映画に弱いから案の定号泣😭
