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Guelwaar(原題)
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『Guelwaar(原題)』に投稿された感想・評価

[セネガル、父の遺体はどこに消えた?] 50点

1992年ヴェネチア映画祭コンペ部門選出作品。センベーヌ・ウスマン長編七作目。題名"ゲルワール"は植民地時代よりも前にセネガルに存在した王朝の名前に由来している。それは同時にピエールという高潔な知識人でカトリックの老人の渾名を指し、彼が亡くなったことをきっかけに映画が幕を開ける。しかし、葬儀をあげようにも安置所から遺体が消えてしまった。空の棺で葬式をする一方で、警察署長と長男バルテルミは遺体を誤配送したイスラム教の村にやって来る。彼らはフランス語の文書が読めなかったので、棺の中身をよく確認せずに故人として埋めてしまっていたのだ。本作品はこれまでのセンベーヌ作品に二つの要素を含んでいる。一つは回想シーンの挿入だ。知識人として尊敬を集めていたピエールのことを妻や仲間たちが思い出すことで、生前も死後と変わらずトラブルメーカーだったことが証明される。印象的なのはダカールで娼婦として働く娘について、妻が"仕送りは受け取るけど恥ずかしいので認められない"と言ったのに対して"乞食よりマシなのでOK"と返した場面と、食糧援助集会の演説でその情けなさについて触れてお偉方を困惑させていた場面だ。つまりは、海外からの食糧援助を頼って乞食になるより自立しろということで、ラストの行動にも繋がってくるのだが、都市部に暮らすそれなりに裕福なキリスト教徒たちと農村部に暮らす貧乏なイスラム教徒たちの対立を助長するような形になっているので、あまり賛同できない。二つ目は女性たち(ゲルワールの妻、娘の同僚)が自身の現状を独白することだ。ここまで説明的なシーンはこれまでなかったのだが、今回はストレートに導入する。宗教的な対立もイスラム教のイマームとキリスト教の神父以外は感情的で、入り乱れる様々な挿話を全部一言で片付けようとしているかのようだ。『Black Girl』を撮った人とは思えないし、『チェド』以降は確実に劣化し続けているので、順に追っていくのは辛いものがある。