KnightsofOdessaさんの映画レビュー・感想・評価

KnightsofOdessa

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可愛い女優と混乱発狂虚無破壊絶望があれば高得点あげちゃうチョロい大学生。好きな女優は必ず寡作。筋金入りの非線形天邪鬼。鑑賞は洋画中心。基本は稚拙な備忘録で行間は気に入れば読む程度。適度にアップデート中。アイコンはグンネル・リンドブロム。
基準は別垢に記載。

私が面白いと思うものは私にとって面白い。

別垢→https://filmarks.com/users/EsteradThyssen

映画(373)
ドラマ(3)

ガールズ(1968年製作の映画)

5.0

[男性優位社会とフェミニズムの狂乱] 100点(ATB)

本日の本命。色々と狂っていたが、一番狂っていたのはベルイマンのミューズを三人もかき集めたことだろう。グンネル・リンドブロム…やっぱり大好きや
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母というだけ(1949年製作の映画)

2.9

[母であった時間が短すぎる] 59点

「娘とヒヤシンス」と「ガールズ」以外興味なかったのだが、どうせ無料で見られるならと鑑賞。シェーベルイは初めてだったのだが、これがまた全然説得力がなくてイマイチ乗
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娘とヒアシンス(1950年製作の映画)

4.5

[いつかこの愛が受容されることを願って] 90点

スウェーデン映画史の中でもベルイマン時代の直前に現れた特異な作品。長年見たかったこの作品が国立フィルムアーカイブにやってきたので鑑賞。何が特異かまで
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ホテル・テルミニュス 戦犯クラウス・バルビーの生涯(1988年製作の映画)

3.4

No.782[とんだクリスマス映画じゃないか!、マルセル・オフュルスと戦後フランス②] 68点

「哀しみと憐れみ」という大長編ドキュメンタリーを作り上げたマルセルはその後主にテレビ映画を製作していた
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夏をゆく人々(2014年製作の映画)

3.0

[ラクダの存在感の無さは異常] 60点

凋落したイタリア映画界の希望の星であり新世代の代表格であるアリーチェ・ロルヴァケルの日本初公開作。岩波ホールで上映するという納得の待遇であるが、当時行く予定だ
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Sorry to Bother You(原題)(2018年製作の映画)

2.5

こんなことがあった。
帰宅途中、久し振りにTSUTAYAに寄って通学中に見る映画を物色していたところ

"すいませーん"

と声をかけられた。いつも以上に顔が死んでいたので私に声をかけるのかと不思議に
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ツバル(1999年製作の映画)

5.0

[デビュー作からブラジャーに取り憑かれていた、或いは無音の「デリカテッセン」] 100点(ATB)

監督最新作「ブラ物語」に心酔したのでデビュー作まで遡って見てみた。するとこれがまた最高に最高だった
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Treasure of the Bitch Islands(英題)(1990年製作の映画)

-

[F.J.Ossang特集②] 採点放棄

やっとゴールが見えてきた鑑賞四作目。30年近いキャリアの中で全く変わっていない作風が私の好みと交わることはやはり一度も無かった。ダサい字幕、無駄なフェードア
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The Case of the Morituri Divisions(英題)(1985年製作の映画)

2.5

[昔は頑張ってたのね、F.J.Ossang特集①] 50点

みんな大好きF.J.Ossangのデビュー作。1985年の作品なのに2010年代の映画祭に出品されている謎の映画だが、それにも増して謎なの
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連隊長レドル(1985年製作の映画)

2.6

[無駄な描写だらけで必要な描写が希薄、ブランダウアー三部作②] 52点

長年見たかったクラウス・マリア・ブランダウアー三部作の二作目。しかし、前作「メフィスト」の冗長さが更に増大して悪目立ちしている
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コロンバス(2017年製作の映画)

5.0

[息を呑むような映像美で語る失った魂の欠片を探す旅路] 100点(オールタイムベスト)

この時期になって滑り込みで今年度最高の映画に出会えたことに感謝したい。簡潔な題名と"コゴナダ"という怪しい響き
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牛(The Cow)(1969年製作の映画)

4.7

No.478[喪失を巡る嘘、嘘を巡る寓話、寓話が巡る狂気] 97点

ホメイニ師が本作品を見てイランでの映画製作再開を宣言したと言われており、キアロスタミやマフマルバフやパナヒといった次世代の監督たち
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当たり狂言(1925年製作の映画)

3.5

[ドジっ子スワンソン、ボクシングをする] 70点

ドワンはデミルのように長い映画監督人生を送った監督であるが、これといった受賞歴がないのが災いしたのか忘れ去られている監督の代表格でもある。斯く言う私
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メフィスト(1981年製作の映画)

4.4

["ただの役者"という絶望、ブランダウアー三部作①] 88点

主演のクラウス・マリア・ブランダウアーの名を冠したトリロジーの幕開けを飾る本作品は一昔前まではアカデミー外国語映画賞を受賞した唯一のハン
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コンフィデンス/信頼(1979年製作の映画)

3.3

[敵がナチスじゃなくても成立するのはどうなの?] 66点

ヤンチョー、フサーリク、ファーブリ、マックに続いて遂に出番がやってきたハンガリーの巨匠サボー・イシュトヴァンのキャリア初期監督作。彼は何度も
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ヴェルクマイスター・ハーモニー(2000年製作の映画)

5.0

[イリミアーシュ視点で語り直す「サタンタンゴ」] 100点(オールタイムベスト)

七時間あった「サタンタンゴ」なる大傑作のエッセンスだけを抽出したら二時間半になって別の映画になった。それが本作品であ
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地の塩(1953年製作の映画)

3.4

No.283[汝は地の塩,世の光!労働者同志諸君よ立ち上がるのだ!] 68点

という表題がピッタリな人間版「動物農場」。赤狩りでハリウッドを追放された脚本家たちが"罰相応の罪を作ってやろう"と製作さ
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Magic Hunter(英題)(1994年製作の映画)

4.9

[「シモン・マグス」のプロトタイプ] 99点(OoC)

イルディコ・エニェディと言えば私の中で最高の監督の一人でキューブリック、タルコフスキー、ベルイマンに並んで鑑賞作品全てがオールタイムベストに入
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カイロ中央駅(1958年製作の映画)

4.5

No.331[エジプト発サイコ系ノワール] 90点

10年前に監督シャヒンが亡くなった追悼上映としてTIFFで上映されたのだが、流石に10年前は小学生なので知る由もない。そんな圧倒的入手困難な本作品
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ストレンジャー(1946年製作の映画)

3.6

No.187[ナチは見た目じゃ分からない] 74点

この手の先見の明があるウェルズは1946年にナチス残党狩りというテーマを持ってきた。しかも当時はニュルンベルク裁判真っ只中な上、その場にいない人間
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クルーレス(1995年製作の映画)

3.9

No.894[麻薬をやらない秀才パリピの成長譚] 79点

ジェーン・オースティン『エマ』の現代パリピ翻案。相変わらずアフリカの荒野より過酷なアメリカの高校生の生活を切り取るが、意外にも麻薬は"ダメ。
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シーズ・ガッタ・ハヴ・イット(1985年製作の映画)

3.0

No.741[この穴は誰のもの?だとさ] 60点

私の好みは分かりやすいらしく、友人に"スパイク・リーは合わないと思う"と言われてしまった。なんとなく察してはいたがやはりそうなのか。しかし、彼の新作
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快楽の漸進的横滑り(1974年製作の映画)

1.0

[映像の絶望的ダダ滑り、ARGと幻惑の映画たち⑤] 10点

これは酷い。クソみたいな台詞演技場面/画面構成で全秒があらゆる方向にスベっている。ワンシチュエーションに限定したことでテンポは緩慢を極める
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エデン、その後(1970年製作の映画)

4.8

[螺旋状に循環する時間と"永遠"の反復、ARGと幻惑の映画たち④] 98点

ARG初カラー作品。もう何がしたいか分からな過ぎて最高に楽しい映画が出来上がってしまった。パリのカフェ"エデン"で自堕落な
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ヨーロッパ横断特急(1966年製作の映画)

2.5

[星新一が似たような作品を書いてたような…、ARGと幻惑の映画たち②] 50点

ARG監督二作目。運び屋の運命を侵攻中の脚本としてメタ的に描く。書いてるのは見た直後なんだが、それでもほとんど覚えてい
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囚われの美女(1983年製作の映画)

3.5

[死の天使が導く悪夢の幻想、ARGと幻惑の映画たち⑥] 70点

見た目の割りに手先が器用なので昔から細かい作業が好きで、特に版画が得意だった。今となってはそんな技術を使う場面などほとんどないのだが、
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Dharma Guns(原題)(2010年製作の映画)

1.0

[「アークエンジェル」に似ているが遥か及ばない、F.J.Ossang特集④] 10点

これは酷い。水上スキーの長回しから幕を開けるF.J.Ossangの長編四作目。MUBIの解説では「ロスト・ハイウ
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9 Fingers(英題)(2017年製作の映画)

2.5

[劣化版パヴリコフスキはやはり劣化版でしかない、F.J.Ossang特集⑤] 50点

MUBIにF.J.Ossangなるフランス人監督の特集が始まっており、最新作(2017)である本作品をスタートに
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De stilte rond Christine M.(原題)(1982年製作の映画)

1.0

No.691[病的な被害者意識から生み出された最低の自慰映画] 0点

オールタイムワースト。これは酷いというか怒りしか感じない。病的な被害者意識で作り上げた過激派フェミニストの自慰映画であり産業廃棄
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Deewaar(1975年製作の映画)

4.4

No.594[宿命に踊らされたある兄弟への挽歌] 88点

"1001の映画"に掲載されている中でもS級鑑賞困難作に指定された(私が勝手に指定した)一本。初期ボリウッドを代表する一本。友人から教わった
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死んだってへっちゃらさ(1990年製作の映画)

4.0

No.812["この映画では動物に危害を加えていません"は流石に嘘] 80点

"1001の映画"に掲載されている中でもSSS級鑑賞困難作に指定された(私が勝手に指定した)一本。海外にも廃版のVHSし
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早すぎる、遅すぎる、(1982年製作の映画)

-

No.678[「Deseret」の元ネタかな?] 再評価案件

"1001の映画"に掲載されている中でもS級鑑賞困難作に指定された(私が勝手に指定した)一本。巷でよく開催されていたストローブ=ユイレか
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ヴィニール(1965年製作の映画)

2.2

No.431[グッダグダの「時計じかけのオレンジ」] 44点

"1001の映画"に掲載されている中でもS級鑑賞困難作に指定された(私が勝手に指定した)一本。ウォーホルの中で唯一掲載されているのだが、
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盗馬賊(1985年製作の映画)

3.5

No.756[ブラックアウトが連続性を完全に殺している] 70点

"1001の映画"に掲載されている中でもS級鑑賞困難作に指定された(私が勝手に指定した)一本。1923年のチベットで起こる馬泥棒一家
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シベル(2018年製作の映画)

4.3

[音のない慟哭の衝撃] 84点

エリット・イシジャンのために行ったが、これが中々の傑作だった。トルコの因習もの(そんなジャンルあるんか)といえば「裸足の季節」があり、そちらでも三女役を演じていた。同
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コールド・ウォー(英題)(2018年製作の映画)

5.0

[困難な時代の運命の愛について] 100点(ATB)

前作「イーダ」で私を熱狂させたパヴリコフスキの新作。紙芝居のようにスルスルと無情に話が進んでいき、音楽や画面構成が神がかっているいつものパヴリコ
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