KnightsofOdessaさんの映画レビュー・感想・評価

KnightsofOdessa

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可愛い女優と混乱発狂虚無破壊絶望があれば高得点あげちゃうチョロい大学生。好きな女優は必ず寡作。筋金入りの非線形天邪鬼。鑑賞は洋画中心。基本は稚拙な備忘録で行間は気に入れば読む程度。適度にアップデート中。アイコンはグンネル・リンドブロム。
基準は別垢に記載。

私が面白いと思うものは私にとって面白い。

別垢→https://filmarks.com/users/EsteradThyssen

映画(277)
ドラマ(3)

スウィート ヒアアフター(1997年製作の映画)

1.1

No.915[現代の"ハーメルンの笛吹き男"は訴訟を先導する] 15点

カナダの監督といえば最近じゃヴィルヌーヴ先生だが、ある時点まではエゴヤンかクローネンバーグだったと思う。エゴヤンはアルメニア系
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ハンガリアン(1977年製作の映画)

3.0

[一般解か特異解か不明瞭] 60点

ハンガリーで知らぬ者はいない"賞取り男"ファーブリ・ゾルタンの日本で唯一紹介された作品。しかし本作品は凡庸なので、もっといいやつ持ってきてくれよと思ってしまう。
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哀しみと憐れみ(1969年製作の映画)

4.0

No.526[ミクロ視点とマクロ視点から見つめる戦後フランスの欺瞞、マルセル・オフュルスと戦後フランス①] 80点

当時のフランス人が自己暗示していた"フランスはレジスタンスと共にナチスを打ち破った
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白い鳩(1960年製作の映画)

4.5

[再生と希望についての物語、フランチシェク・ヴラーチル特集①] 90点

チェコ・ヌーヴェルヴァーグの開祖的作品であるヴラーチルの長編デビュー作。個人的に大好きな監督の一人であるヴラーチルがCZNWを
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ハピネス(1998年製作の映画)

3.3

No.925[不幸な人々の群像劇] 68点

勝手にヘインズと混同してしまうソロンズの作品。三姉妹を軸に彼女たちの周りの人々の不幸を描く。別に幸福を追求する話ではなく、不幸である状況は変わらない。つま
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黒蘭の女(1938年製作の映画)

1.0

No.113[物語り方が下手すぎる] 0点

本作品の出演はスカーレット・オハラのオファーを蹴られたからと言われているデイヴィスの代表作。しかし、スカーレットと比べると芯の強さが全く見られない"ただの
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暗黒街の顔役(1932年製作の映画)

3.8

No.66[守るものがあれば強くなれるのか] 78点

ハリウッドにおけるギャング映画人気を決定付けた三本(残りは「犯罪王リコ」「民衆の敵」)の中で最も過激な作品。ハリウッドからブロードウェイに戻って
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夜のダイヤモンド(1964年製作の映画)

4.8

[不条理な現実とSchrödingerの猫、ヤン・ニェメツ特集①] 98点

前々から気になっていたチェコ・ヌーヴェルヴァーグの重要作で異端的な存在であるニェメツのデビュー作を漸く入手した。本作品を見
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フランケンシュタインの花嫁(1935年製作の映画)

4.0

No.92[濃いキャラで遊びまくった挙げ句、失恋して爆死するギャグ映画] 80点

怪物役→カーロフってだけ書いてあるクレジットで爆笑してしまった。前作のあらすじをバイロンが追ってくれる謎の親切設計で
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フランケンシュタイン(1931年製作の映画)

3.0

No.56[怪奇映画というより恐怖映画] 61点

『フランケンシュタイン』とは詩人パーシー・シェリーの妻であり小説家でも何でもなかったメアリーが"怖い話しようぜ"という集まりで話した物語を小説化した
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闇のあとの光(2012年製作の映画)

2.0

["アートっぽい"と"アート"は別のもの] 40点

公開当時から今に至るまで擁護評をほとんど聞かないせいか、常に見るか見ないかの瀬戸際にある映画として頭に残り続けていた。取り敢えず"何がしたいんだo
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高校(1968年製作の映画)

4.4

No.492[これは最早ギャグ映画] 88点

ワイズマンのどストレートすぎるタイトルはいかにも私好みではあるが、ドキュメンタリー嫌いとしては長らく嫌煙していた。しかも版権が安いのか知らんが呆れるほど
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黄金の河(1962年製作の映画)

4.2

No.445[昔懐かしき桃源郷] 84点

この時代のインド映画界を代表する監督であるガタクの代表作だが、サタジット・レイが偉大すぎて完全に忘れ去られているのが悲しいところ。本作品に限って言えばイシュ
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こわれゆく女(1974年製作の映画)

4.6

No.582[母であり、あなたの妻であるということ] 95点

題名は"こわれゆく"と謳っているくせに既に"こわれ"ていて一般人から見れば十分にイカれたメイベルだが、子供を追い出すように学校に送り出し
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フェイシズ(1968年製作の映画)

2.6

No.481[情緒不安定な表情たち] 56点

人生初カサヴェテス。避けていた理由は特にない。箱が手に入ったら全部見ようと思っていたが、最近は購入作品に地雷が多いことからレンタルで終わらせようと思い立
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ふたり自身(1972年製作の映画)

4.2

No.542[茶髪三十路ユダヤ女から金髪ピチピチWASPガールへ] 82点

なんでそんな邦題が付いたか関係者を小一時間問い詰めたい。ファレリー兄弟のリメイク版では「ライラにお手あげ」という題名が付い
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Tongues Untied(原題)(1989年製作の映画)

3.6

No.840["黒人男性が黒人男性を愛することは革命的行為だ"] 75点

AIDSが問題になる以前の短い期間に製作された黒人のゲイに関するドキュメンタリー。黒人でありゲイであるということはアメリカに
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ワンダ(1971年製作の映画)

4.8

No.523[ワンダとオヤジと孤独な世界] 98点

"1001の映画"に掲載されている中でもA級鑑賞困難作に指定された(私が勝手に指定した)一本。アメリカにおけるウーマンリブの全盛期に発表された本作
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野良犬たち(1995年製作の映画)

3.3

No.893[都会っ子ラーセンの闇落ちを追え!] 67点

"1001の映画"に掲載されている中でもS級鑑賞困難作に指定された(私が勝手に指定した)一本。こういう作品が入っているのを見るとシネフィルが
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三つの人生とたった一つの死(1996年製作の映画)

3.1

No.904[ラウル・ルイス版「世にも奇妙な物語」かと思いきや…] 61点

ルイスの作品はどれから見ようか迷ってしまうほどどれも同じ様な顔をしているから困ってしまうが、そこは私らしく"1001の映画
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SHOAH ショア(1985年製作の映画)

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No.735[史上最悪の犯罪とランズマンの不気味な正義感について] 採点放棄

申し訳ないが私には合わなかった。メッセージは勿論正しいが、その手法に疑問が残る。

ランズマンの思い描く"正義"とそれ以
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あの頃、君を追いかけた(2018年製作の映画)

2.4

[日本版リメイクなのに台湾で撮影すんなよ] 48点

私はなぜここにいるのか、と上映前から考えていた。非線形天邪鬼であるから映画の公開初日なぞに赴いたこともなければ興味もないのだが、「寝ても覚めても」
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ミツバチの谷(1968年製作の映画)

4.4

["持たざる者"についての物語、フランチシェク・ヴラーチル特集④] 88点

13世紀のチェコを舞台にしたのは、恐らく前作「マルケータ・ラザロヴァ」で用いた同時代への膨大な知識があってのことだろう。そ
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パン屋の女房(1938年製作の映画)

3.0

No.117[パンが食べたいから一致団結する村人たち] 60点

フランスでどれだけパンが愛されているか非常によく分かる作品。いかにもおフランスっぽいほっこり人情喜劇。オーソン・ウェルズが同時代最高の
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The Tyrant's Heart(英題)(1981年製作の映画)

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[ミクロシュ・ヤンチョー特集⑩] 採点放棄

原題は"暴君の心、或いはハンガリーのボッカチオ"。15世紀初頭にイタリアに行ったハンガリー人の主人公が父親が変死したせいで祖国に呼び戻される話。と、あらす
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Seasons of Monsters(英題)(1987年製作の映画)

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[ミクロシュ・ヤンチョー特集⑪] 採点放棄

もう無理。長回しが目的と化した時代はある程度終息を迎えたようだが、今度は物語まで吹き飛ばす段階に到達したらしい。つまんなすぎてコメントも浮かばないが、ヤン
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Electra,My Love(英題)(1974年製作の映画)

1.5

[只管画面が五月蝿い、ミクロシュ・ヤンチョー特集⑧] 30点

様式は「Red Psalm」とほぼ同じ。人間ピタゴラスイッチみたいに入り組んだ長回しはそれ自体が目的と化していて反吐が出る。しかも、長回
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Silence and Cry(英題)(1968年製作の映画)

3.3

[イシュトヴァンじゃなくてカーロイの物語じゃん、ミクロシュ・ヤンチョー特集⑤] 63点

冒頭から既に親の顔ほど見たであろう"遠くにいる奴を射殺するロングショット"を噛ましてきて"あ、ヤンチョーの映画
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My Way Home(英題)(1965年製作の映画)

4.5

[敵対民族に生まれた奇妙な友情の終焉とは、ミクロシュ・ヤンチョー特集②] 90点

ヤンチョー監督三作目。第二次大戦終結後、故郷に帰ろうとするハンガリー人青年とソ連兵の心の交流を描いた作品。戦時中ハン
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Cantata(英題)(1963年製作の映画)

3.4

[ある青年医師の絶望、ミクロシュ・ヤンチョー特集①] 68点

ヤンチョーの監督長編二作目。若かりし頃という印象を受けるがスタイルは確立されている。長回しである必要性を感じないシーンでも強引に押し切れ
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Sinbad(英題)(1971年製作の映画)

5.0

[美しき記憶の旅行、ゴシック版「砂時計」] 100点(オールタイムベスト3位)

記憶とは美しいものだ。デジタルと異なる唯一のアナログ記録機構であり、感情と経年によって常に変動し、歩んだ道を振り返ると
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Hill 24 Doesn't Answer(1955年製作の映画)

3.2

No.289[停戦間際の椅子取りゲームを勝ち残れ!第一次中東戦争のガチガチ宣伝映画] 64点

イスラエル初の長編映画との触れ込みだが、芸術と政治は切り離せないという一番目にしたくない部分が全部出てし
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マルケータ・ラザロヴァー(1967年製作の映画)

5.0

No.472[純真無垢についての物語、フランチシェク・ヴラーチル特集③] 100点(オールタイムベスト2位)

以前「マリア・ブラウンの結婚」のレビューで述べた通り、この世には題名あらすじポスターで大
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ひなぎく(1966年製作の映画)

4.0

No.450[踏み躙られたサラダとアナーキーな悪戯] 80点

チェコ・ヌーヴェルヴァーグで最も有名な作品の一つであり、それが故に全体の印象を決めかねない難解さに満ち溢れていそうな作品でもある。あまり
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Intimate Lighting(原題)(1965年製作の映画)

3.6

[シュチェパさん 暇を極めて 無双する] 75点

以前から気になっていたチェコ・ヌーヴェルヴァーグの最重要作の一つで、先日亡くなったフォアマンの盟友であるパッセルが母国チェコで撮った唯一の作品。70
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密告の砦(1965年製作の映画)

2.0

[ヤノーシュっておじさんが手当たり次第仲間を売るよ、ミクロシュ・ヤンチョー特集③] 40点

ヤンチョーお得意のロングショット長回しで構成される密告者の物語。つまんなすぎてサブ垢送りにしようと思ったけ
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