このレビューはネタバレを含みます
YouTubeの映画評価チャンネルで絶賛されていたので、ミニシアターへ見に行った。
上映後は監督が登場。
監督挨拶の映画は初めてだったので、少し緊張した。
以下内容について。
ネットで話題になっていたドンデン返しの部分は面白かった。
しかし、そこに至るまでの話が冗長気味だった。
個人的には『カメラを止めるな！』と同じ空気感。
見終えれば全て必要な描写だと気づくが、我慢が必要なのがモヤモヤする。
キモの部分は、10人中9人くらいは騙されると思う。
また、主演の演技は藤原竜也っぽいので、オリジナル脚本なのにマンガ風の雰囲気になっている。
全体的にオーバーリアクションなので、凶悪犯というよりも藤原竜也が頭にチラついてしまった。
良くも悪くも、みんなが思い描くステレオタイプな凶悪犯だったので、もう少し異常性があっても良かったと思う。
あとは、被害者姉妹の父がイケおじ過ぎる。
役者のせいか、キャラが立ちすぎていたと思う。
そして、終盤のイケおじのエピソード深掘りに少し頭が混乱した。
土の中に手紙を埋めるシーンも「？？？」となり、理解できなかった。
「破く」か「しまう」なら、分かるけど、なぜ埋めたのだろうか。
印象に残るシーンなのだが、自分の中で消化し切れていない感じがある。
監督は韓国映画を意識されたいたそうなので、韓国でリメイクを期待したい。
本作もラストは韓国映画っぽかったので、本場で作れば全体の雰囲気に統一感が生まれると思う。
見て損はないし、視聴後に話題にできる作品なのでオススメ。
上映している映画館も少ないので、前半は無料公開して、ネタバレパートだけでも有料配信にした方がSNSで盛り上がりそう。
