このレビューはネタバレを含みます
大どんでん返しと公式自ら宣っていたので、どんなものかと構えてはいたのだけど、しっかり騙されてしまった。
佐久間に対して同情的に接する渋沢(だったっけ?)と威圧的に接する赤西の立場が後半になって華麗にひっくり返る脚本が見事すぎる。
佐久間に下されたのは”死刑”ではなく”私刑”だったけど、その復讐には何の意味があったのか。被害者の父親の最後の慟哭が虚しい。
『カメラを止めるな!』の大ヒット以降、こういう形式の作品が増えた気もするが(目につくようになっただけかも)ちょっと冗長に感じる部分もある。