みちゃまる

ウェルカム トゥ ダリのみちゃまるのネタバレレビュー・内容・結末

ウェルカム トゥ ダリ(2022年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

画家のダリ、妻のガラ、アシスタントのジェームズを軸に物語が進んでいく。
パーティーに明け暮れ個展の準備が進まない前半パート、舞台を欧州に移してガラとの若き日の回想を交えながら進む後半パートでは雰囲気が随分違った。
ガラのキャラクターがめちゃくちゃ濃い。ダリの前でもお気に入りの若者とイチャイチャしたりする。ダリもダリで乱痴気パーティーに明け暮れる始末。不思議な関係の夫婦だけど、ガラが売れなかったダリのために奔走したのは本当なんだろうし、回想で完成した絵をガラに見せていたシーンはグッと来たものがあった。
ダリは変人だけど動きがなんか可愛くて微笑ましかった。何も気にしていないように見えるけど、ダリであることの苦悩もあると言っていたし、ガラを愛しつつ振り回されている様子もあったし、晩年は疲弊もあったんだろう。それでもガラが亡くなったら意欲も食欲も失くしていたので、大好きだったんだろうな。
ダリのことは今までよく知らなかったけど、中々興味深い人生。あの有名な絵はチーズが溶けた様からひらめいたものなんだなーとか、新しい発見もあって楽しかった。
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