完成披露上映会で鑑賞。
映画撮りたい映画ヲタクの前に、透明感半端ない、でもなんだかちょっと危うい可憐女子が現れたらどうなるか。
そりゃあもう、彼女をヒロインに映画撮るしかないっしょ!
ということで、
これは映画をめぐる冒険。
前半、ふたりのもどかしさに身悶えし、後半、予想を超えた展開にハッと息を呑む。どーなるのこれ?
年齢を重ねるうちに忘れて(あるいは捨てて)しまった、汚染されてない無垢で美しい瞬間を思い出させてくれる作品。
みつほと田代をがっちり支える周りのキャストたち……中華屋店主や劇団主宰の男、そして劇団員、若手女優さんたちなどクセは強いが愛すべき人々がとてもリアルに細やかに描かれていて、愉快な連中にほわっと心が緩む。
見逃してる演出がまだまだありそうだから、また観よう。
そして、観た人に訊いてみたい。
「みつほはどんな女の子だと思う?」
そんなことを話せるのも楽しみのひとつ。
ぜひスクリーンで観てほしい作品。