夫婦仲も経営も危機的な肉屋の夫妻ヴィンセントとソフィーが過激派ヴィーガンの登場を機にとんでもない事にハマっていくダークコメディ。
ある日、マスクを被ったヴィーガン活動家4人組に店を荒らされた夫妻。
後日、二人とは違い儲かる肉屋を営む友人夫妻との食事で彼らにうんざりした後、車で走っているとその犯人らしき一人が自転車に乗っているのを発見。追い抜いて急ブレーキをかけたことでそのヴィーガン男は車に激突し死んでしまう。
警察に通報しようとするヴィンセントを止めるソフィー。彼女は連続殺人犯に詳しい犯罪マニアで、死体を解体し隠蔽を図るべきと指示する。
翌日、寝坊したヴィンセントはソフィーがハムを売ったと聞き慌てる。
するとその客が再来店し「あんな美味しいハムは初めて」と追加注文。どこの肉か聞かれたヴィンセントは「イラン産の豚肉」と答える（笑）。
改めてソフィーも試食して見ると美味に驚くが、実はその肉は解体したヴィーガン男の肉だったのだ。
「イラン産豚肉（笑）」は評判を呼び、客が続々押し寄せる。
そこから夫妻は狂気の世界へ・・
（このビジュアルとコピー「人狩り行こうぜ！」でバレてますね）
マッツ・ミケルセン主演の『デリカテッセン（1991）』も笑いましたが、本作はヴィンセントを演じるファブリス・エブエ監督と、ソフィーを演じるマリーナ・フォイスの二人のキャラで笑わせてくれます。
原題『Barbaque(仏)バーベキュー』、英題『Some Like it Rare(≒レアが好きな人もいる)』
これは邦題が一番分かりやすい。笑
※かつてヴィーガンに挑戦したものの、気力も体力も落ち2週間で断念した事があります。食事メニューのせいかも知れませんが..笑;
