このレビューはネタバレを含みます
ポスター最高。
人をあくまで肉としてとらえている作品なので、結構しっかり断面とか映してきてまあまあグロい。
これもカニバリズム映画に分類されるのか。肉食動物の肉はアンモニア臭がしてキツいと聞くので食べるならヴィーガンの方が美味そうではあるな。
神戸ヴィーガンな。
わりとブラックな倫理観が貫かれているので人によってはショッキングかもしれない。ただ個人的な話で申し訳ないけど、身内に結構なナチュラリストがいて一緒に飯を食うたび俺に「◯◯は毒そのものなのに平気で口にしているお前らが信じられない」みたいな講釈たれてくるので「俺は逆ヴィーガンだから肉しか食われへんねん…生き辛いです…」としょーもない嘘吐いて喧嘩にならないスレスレのラインで対抗しているので(醜悪)俺は狩りのシーンは結構清々しい気持ちで見られた。いやアンチヴィーガンじゃないし思想は自由だと思うけどね。野菜美味しいし。
ただブラックコメディという割にはマッチョメンくらいしか笑いどころがなかった。ぶっとんだ設定でやってるんだから、もうちょいハジケた展開を期待してしまった。夫婦問題やスリラー的な要素も入ってくるけどそれもあんまりユーモアとして結実してない。
それとラスボス戦があるのは嬉しい展開だったが、とにかくオチが弱い!逮捕されるシーンすらなく、視点がかわりダイジェストのような形で見せられても、ちょっとね。