フランスらしい風刺の効いたユーモア！いやいや〜そうはならんだろ〜と思いながら笑いながら観てしまった。
高尚な主張を掲げるわりにやっていることは破壊と見下しというヴィーガンたち、優雅な生活をしているけど品性下劣な金持ち夫妻。もちろんいけないこととはわかっているけど、嫌いな奴らにぶっ放してやりたい気持ちは、なんかわかる！
とはいえ一番やばいのは歯止めが効かなくなって殺人鬼になってしまう肉屋の夫婦なんだけど、倫理観と葛藤しながら、人肉の与えてくれる美味しさ（利益や人気も含め）に抗えないのもなんとも人間的。皮肉だなぁ。
最後まで彼のことを思い続けてくれたのは懺悔の気持ちか、理想的な獲物に出会えた狩人の執念なのか。
・脚本 7／10
・演技 7／10
・演出 7／10
・音楽 6／10
総合点27／40
