れん

ビハインド・ザ・ドア 誘拐のれんのレビュー・感想・評価

-
この映画のデビッド・シャルボニエ監督、ジャスティン・パウエル監督はことのほか『シャイニング』がお気に入りらしい。ということはスティーヴン・キングの大ファンに間違いはずで、ゆえにこの作品なのである。
12歳のケヴィンとボビーはいつか一緒にカリフォルニアに行きたいと願う親友同士。
キャッチボールをしていた2人は突然拉致誘拐されてしまい……
人里離れた一軒家、「アメリカを再び偉大に」のステッカーの貼られた車、使い方がわからないダイヤル式の固定電話、そして斧。
あのシーンのオマージュあり!
舞台になったこの土地を俯瞰で撮るカットとか、最後のシーンで私たちがわかることとか、なかなかのセンス。
カリフォルニアといえばこの作品の内容に近い事件があった場所。
アメリカでは年間10万人単位の子供たちが誘拐されているのだとか。
おぞましい大人たちが大勢この世界に存在することを思うと、身の毛がよだつ……
れん

れん