シネマティック三分間

メトロポリスのシネマティック三分間のレビュー・感想・評価

メトロポリス(2001年製作の映画)
3.6
手塚治虫の作品特有の切り口とタッチに、哀愁と破滅が大友克洋により加えられ映し出されたと感じた作品です。
原作は相当前に作られたはずにも関わらず、違和感のない未来風刺には、手塚治虫の観察眼の鋭さを感じました。
手塚版サイバーパンク2077とも言える街並みとジャズのアンバランスさが、ずっと心地いいです。
「千と千尋の神隠し」が持つ不気味で狂気的なのに、魅力的に感じてしまう世界観が好きな人や、えなちと付き合ってる人類は絶対観るべき映画です。