クリストフォルー

メトロポリスのクリストフォルーのレビュー・感想・評価

メトロポリス(2001年製作の映画)
3.5
手塚治虫の初期(1949年)のSF漫画を、虫プロの元アニメーター、りんたろうがアニメ映画化した作品。
手塚漫画のタッチを忠実にトレースし、手塚治虫ランドのスターシステムを崩さず、CGアニメとの融合も図って映像化したのはさすがだが、“ロボットと人間が共存するディストピア”というテーマは、この映画化の時点では古めかしく感じられ、レトロな作風とラストの崩壊シーンだけが目立つアニメになってしまったのが惜しまれる。
このあと、「A.I.」や「アイ、ロボット」「トランスフォーマー」を経て、ロボットとの共存というテーマが復権し、『仮面ライダーゼロワン』に到るのだから、本作も旧いと切り捨てられないんだな。
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