このレビューはネタバレを含みます
アマプラにて。
2001年の作品。
20年以上前の物とは思えないくらいに映像が素晴らしかった。
特に背景と枚数。動きが凄くぬるぬるしていて細かい。とにかく背景が凄い。装飾の細かさだけで無く、色彩も豊か。世界観が作り込まれているのを感じました。
本当に都市を作ってしまう大友先生、監督らしさが溢れていると思います。
コメントにも多かった様に、後半やや失速気味になる部分はあるのと、
ロボット物の為今となっては想像のつく展開かな…という印象でした。
とにかく冒頭のワクワク感は凄いです。
今の時代に観てもこんな楽しませてくれるんだからアニメーションって凄いな…と物凄く簡単ではありますが素直にそう思いました。
最後はティマの部品を見つけた事で涙していたのかな…ロボットファクトリーを立ち上げていたので、ティマをまた一から作ろうとしている…という感じでしょうか………
進み過ぎた世界、高性能なロボットのせいで働き口が無くなってしまった人々。
ロボットはロボットでただ使い古されるだけ、壊れたり暴走したら破壊される日々。
そんな不安定な世界とその中で暗躍する人々の思惑が絡み合っているストーリー。
ロックがただただ健気で可哀想でした。1番感情移入して観ていたので救いが無いのが辛かったです。
話の内容や流れは先にも言った通り予想のつくものとなっていましたが、
現代でも通用する映像美と作り込まれた世界観を観ることが出来るので、その点は凄くお勧め出来る作品だと思います。